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【助動詞 vs. 動詞】can と be able to の違い

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「できる」を意味する can と be able to の違いを覚えてスッキリさせたい。

ケン
ケン

be able to は can の代用表現だよね

使い分ける必要あるの?

can と be able to を使い分ける理由は2つ。

  • 微妙な意味の違いがあるから
  • 文法のルール上 can が使えないことがあるから
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can と be able to の違いは「主観」か「客観」か

can は助動詞であり be able to は一般動詞・be動詞の表現。

この違いが、それぞれに微妙な意味の違いを作り出す。

助動詞には話し手の気持ちが込められるという性質がある方で、一般動詞・be動詞の文は客観的な事実を表す性質がある。

「主観」を表す can

※ can に関しては、後述の事情により一旦過去形の could に変換して考えたほうがわかりやすい。

could はやろうと思えばいつでもできたことを表す。

ポイントは、彼にその能力があった(と話し手が思っている)こと。

He could do it.
彼はそれができた。
(彼はやろうと思えばいつでもそれができた。実際にやったかどうかは置いといて、それほどの能力を彼は持っていた)

「客観」を表す be able to

※ could に対してこちらも過去形の was/were able to に変換。

was/were able to は実際にできたことを表す。

これは一般動詞・be動詞が持つ「客観的事実を表す」性質による。

能力があったかどうかは関係なく、実際に達成できたという客観的事実がポイント。

He was able to do it.
彼はそれができた。
(実力だったのか、時の運だったのかはよくわからないが)彼は確かにそれを達成した。

<can と be able to のニュアンスの違い>

can:能力・可能性注目。結果は問題ではない(話し手の主観)

be able to:結果注目。能力・可能性は問題ではない(客観的事実)

クミ
クミ

話し手が感じたままに話すときには助動詞が使われるよ

否定文は同じようなニュアンスになる

否定文で「できなかった」と言う場合にも、意味の違いは一応同じ。

could not「能力・可能性がなかった」

was/were not able to「事実できなかった」

このニュアンスで間違いはないが、肯定文の時ほど使い分けの必要がない。

<could not と was/were not able to は同じように使える>

・どちらでもほとんど意味は変わらない

He couldn’t find the document.
He wasn’t able to find the document.
彼はその書類を見つけることができませんでした。

  • document:書類

疑問文では「依頼」と「できた」で使い分ける

疑問文で過去に「~できた」かどうかをたずねる時は Were you able to ~? と聞く方がベター。

Could you ~? を使うと「依頼」の意味にとられやすい。

<過去にできたことを聞きたいときは Were you able to ~? >

・一般的には Were you able to ~? を使う

Were you able to install that new printer?
あの新しいプリンター設置出来ました?

  • install:~を設置する

・Could you ~? を使うと依頼の意味にとられやすい

Could you install that new printer?
一般的:あの新しいプリンターを設置していただけないでしょうか?
まれ:あの新しいプリンター設置出来ました?

ケン
ケン

Could you ~? は依頼の定番表現だもんね

現在形ではニュアンスが薄れる

過去形に比べて、現在形では「能力」か「事実」かのニュアンスが薄れる。

現在形ではどちらを使っても問題はないが be able to は少し堅い表現で、使われる頻度も低く can を使うことが普通。

特に否定文では can’t や cannot が使われる。

ただし、できることを強調して話したい時には be able to を使っても構わない。

クミ
クミ

ちなみにスペースで区切る can not は滅多に使われないよ

<現在形では can を使うことが普通>

一般的He can speak three languages fluently.
まれHe is able to speak three languages fluently.
彼は3か国語を流暢に話すことが出来ます。

  • fluently:流暢に

文法のルール上 can が使えないときは be able to を使う

can と be able to の使い分けるもう1つの理由は、文法のルール上 can が使えないこと。

can は助動詞なので、助動詞のルールに則って使われなければならない。

未来の「できる」に can は使えない

将来的にできるようになることを表現する場合 can は使えない。

未来を表現する助動詞 will と一緒に使えないため。

このため、未来にできるようになることは決まって will be able to が使われる。

<未来の「できる」は be able to を使う>

We will be able to start the plan after getting his approval.
×We will can start the plan after getting his approval.
彼の承認を得た後にその計画を開始することができるようになります。

  • approval:承認

他の助動詞と一緒に can は使えない

will 以外の助動詞でも同じ。

助動詞を2つ続けて並べることはできないため can ではなく be able to を使う。

<他の助動詞を使う場合は be able to を使う>

We may be able to introduce a state-of-the-art technology.
×We may can introduce a state-of-the-art technology.
最先端技術を導入できるかもしれません。

  • introduce:~を導入する
  • state-of-the-art technology:最先端技術
クミ
クミ

助動詞を2個続けて使うのは文法のルール違反ね

to不定詞の後に can は使えない

to不定詞の後には必ず動詞の原形を置く必要があるため、助動詞の can は使えない。

be able to の be が動詞の原形なので、次のように表現することができる。

<to不定詞の後は be able to を使う>

It’s valuable for us to be able to experience it.
×It’s valuable for us to can experience it.
それを体験できることは我々にとって有益だ。

  • valuable:有益な
  • experience:~を経験する

完了形に can は使えない

過去完了形では be able to を使う。

ただし、完了形では動詞を過去分詞にするというルールがあるので been able to の形になる。

<完了形の「できた」には be able to を使う>

I haven’t been able to sleep for days.
×I haven’t can sleep for days.
最近眠れていません。

be able to は動名詞にできる

be able to を being able to と変換することで「~できること」という名詞にできる。

<be able to は動名詞にできる>

We apologize for not being able to identify the cause of the problem.
その問題の原因を特定できなかったことにお詫びいたします。

  • apologize for A:Aのことで謝罪する
  • identify:~を特定する

<文法の制約による can と be able to の使い分け>

  • 未来の「できる」に can は使えない
  • 他の助動詞と一緒に can は使えない
  • to不定詞の後に can は使えない
  • 完了形に can は使えない
  • be able to は動名詞にできる
ケン
ケン

助動詞の can/could が使えるのは現在形と過去形だけなんだね

まとめ

<can と be able to のニュアンスの違い>

can:能力・可能性注目。結果は問題ではない(話し手の主観)

be able to:結果注目。能力・可能性は問題ではない(客観的事実)

<文法の制約による can と be able to の使い分け>

  • 未来の「できる」に can は使えない
  • 他の助動詞と一緒に can は使えない
  • to不定詞の後に can は使えない
  • 完了形に can は使えない
  • be able to は動名詞にできる

<その他>

  • 過去の否定「できなかった」はどちらでも使える
  • Could you ~? は依頼の表現に聞こえる
  • 現在形では can を使う方が普通

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僕はテレビ番組を通じてこの方のキャラクターを少し知っているので気にはなりません。

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