Reajob

【助動詞を理解する】can を「できる」だけで終わらせない

World Library English

今回は助動詞 can の使い方を理解する。

ケン
ケン

can は「できる」でしょ?

誰でも知ってるんじゃない?

「できる」はあくまで用法の1つで、実は他にも「~していい」「~し得る」「ときに~することもある」「~のはずがない」などのような幅広い表現ができる。

使いこなしてネイティブ・スピーカーの感覚に近づきたい。

Amazon

can を使って表現できること

can を使って例えばこんな表現ができる。

「簡単なものなら料理できるよ」(能力)

「自由に使ってもいいよ」(許可)

「私の父は急に熱くなることがあるんです」(可能性)

「心配せずにはいられません」(能力の否定)

「そんなわけないよ」(可能性の否定)

「手伝ってくれる?」(依頼)

「今ちょっと電話してもいい?」(許可の要求)

「何か飲み物をお出ししましょうか?」(申し出)

「あの人に聞いてみたらいいよ」(提案)

can の核となるイメージ

can の核となるイメージは「可能性を持っている」。

実際にやらなくても「やろうと思えばいつでもできる」「それが起こっても何もおかしくない」という話し手の気持ちが込められる。

<can の核となるイメージ>

can可能性を持っている

クミ
クミ

助動詞は話し手の主観を表す性質があったね

ケン
ケン

↓の記事で言ってたよ

can の基本的な使い方

「可能性を持っている」という核のイメージから「能力」「許可」「可能性」という表現ができる。

<助動詞 can の基本的な使い方>

能力:「~できる」

許可:「~していい」

可能性:「~し得る」

「能力」を伝える

「可能性を持っている」→「~できる」のダイレクト変換。

You can do it!
君ならできるよ!

We can definitely satisfy your request.
必ずあなたのご希望にお応えできます。

  • defenitely:間違いなく
  • satisfy:~を満足させる
  • request:要請

否定形はシンプルに「~できない」の意味。

You cannot escape your destiny.
運命から逃げることはできないよ。

  • escape:逃げる
  • destiny:運命

I can’t help laughing at his joke.
彼の冗談に笑われずにはいられなかった。

  • can’t help -ing:~せずにはいられない

I cannot thank you enough.
感謝しきれません。

  • cannot … enough:いくら…しても足りない
クミ
クミ

十分に感謝できないって紛らわしい表現だけど、すごく感謝してるって意味だよ

ちなみに can の否定形は can’t または cannot を使う。

can’t は話し言葉的なカジュアルな印象。

対して cannot は書き言葉的な少し堅い印象。

スペースで2語を分ける can not はほぼ使われない。

許可

「可能性を持っている」→「~していい」の変換。

この「許可」は決して上から目線で「~してもよろしい」と言っているわけではなく、もっと親切に「どうぞ、どうぞ」と言うニュアンス。

You can choose whichever you prefer.
どちらでも好きな方を選んでいいですよ。

  • whichever:どちらでも
  • prefer:(~の方を)好む

You can make adjustments to your reservation at any time on our Web site.
当社のウェブサイトからいつでも予約を変更できます。

  • make an adjustment:変更する

否定形にした場合は「許可」の反対だから「禁止」になる。

Minors cannot buy alcohol legally.
未成年は法律上お酒を買えません。

  • minor:未成年
  • legally:法律上、法的に

未成年には法律上お酒を買う「可能性」は与えられていない。

ケン
ケン

実行する能力のことじゃなくて権限があるかないかの問題だね

可能性

核のイメージ「可能性を持っている」そのままに「~し得る」「~することがある」という意味。

Anyone can make a mistake.
誰でも失敗することはある。

否定文だと「あり得ない」「~するはずがない」と考える。

It can’t be true.
それが真実であるはずがない。

クミ
クミ

これが案外忘れがちな can の使い方のひとつだね

can の疑問形

can を使った疑問文では単に「能力」をたずねる場合もあるが、それだけではなく「依頼」「許可の要求」「申し出」といった表現もできる。

<can を使った疑問の表現>

能力を確認する:「~できますか?」

依頼する:「~していただけないですか?」

許可を求める:「~してもいいですか?」

申し出る: 「~しましょうか?」

能力を確認する

能力を確認する表現。

Can you read Korean?
韓国語が読めるの?

知覚動詞を使えば「見えている」とか「聞こえている」といった状態を表現でsきる。

Can you hear me clearly?
きれいに聞こえてますか?

ケン
ケン

WEB会議やオンライン英会話でよく聞くフレーズですな

依頼する

can you ~?「~していただけますか?」と、お願いすることが出来る。

Can you hand out the materials?
資料を配ってもらえますか?

  • hand out A:Aを配る
  • material:資料

能力を確認する場合と文章は同じになるが、話の流れや文脈で大体わかるはず。

これは日本語でも同じ。

クミ
クミ

ケン、この椅子運べる?

ケン
ケン

運べるよ

クミ
クミ

ん?運んでくれないの?

ケン
ケン

「運べる」とは言ったけど「運ぶ」とは言ってないよ

クミ
クミ

しょうもな

↓のような場合でも、依頼されているのか見込みを聞かれているのか受け取り方が変わりそうな気もするが、さほど意味の違いはなく大きな混乱は生じない。

Can you get the inspection certificate by tomorrow?
①検査証明書を明日までに入手してくれる?
②検査証明書を明日までに入手できる?

  • inspection:検査
  • certificate:証明書
ケン
ケン

あんまり深く考えなくて大丈夫

あと “Can you ~” は普通親しい間柄で使われる表現で、丁寧な表現では “Could you ~” を使う(後述)。

許可を求める

Can I ~? で「~してもいいですか?」と、許可を求めることができる。

Can I use your bathroom?
トイレをお借りできますか?

動詞に have を置いて Can I have ~?「~をいただけませんか?」とする形は様々な場面で使えるお役立ちフレーズ。

Can I have a coffee to go?
コーヒーを持ち帰りで1ついただけますか?

Can I have a receipt, please?
領収書をいただけませんか?

  • receipt:領収書

Can I have your phone number, please?
電話番号を教えていただけないですか?

申し出る

許可を求めるときと同じように Can I ~? を使うが、こちらは「(私はあなたのために)~できますか?」の意味から「~しましょうか?」という申し出の表現になる。

Can I book a hotel for you?
あなたのホテルを予約しておきましょうか?

How can I help you?
なにかお手伝いできますか?

↑の文は接客の定型文。

What can I do for you?
どういったご用件でしょう?

といった表現もある。

クミ
クミ

たしか電話対応でも使えるフレーズだったね

can を使った依頼・申し出の丁寧度

can を使った疑問文は、どちらかというとカジュアルな印象。

丁寧表現にする方法について簡単にまとめる。

can と could の丁寧度

Can you ~? の「依頼」は「~してもらえる?」と少し押しつけがましく直接的に聞こえることもあり、家族や友人、同僚などに対して使われることの方が多い。

取引先相手と会話するなどフォーマルな場面では Could you ~? を使って丁寧にたずねた方がいい。

could は can に対して控えめなニュアンスを持つため表現が丁寧になる。

詳しくは↓の記事。

対して Can I ~? の「申し出」の方の表現では could を使って表現すると「もしあなたが良ければですが、コーヒーを入れて差し上げてもよいでしょうか?」のように、必要以上に遠慮がちになる。

その場合は can を使う方が普通。

ケン
ケン

あまり遜ってもちょっと変だね

possibly を付けて少し丁寧に

can や could に possibly を付け加えることで、丁寧さを足すことができる。

Can you possibly make enlargements?
できれば拡大コピーしてもらえない?

  • possibly:ひょっとすると
  • make enlargements:拡大コピーする  

Could you possibly make enlargements?
可能でしたら拡大コピーしていただけないでしょうか?

クミ
クミ

一言足すだけで感じが和らぐね

まとめるとこんな感じ。

<助動詞 can を使った依頼・申し出の丁寧度>

<依頼する場合>

Can you ~? ・・・カジュアル
Could you ~? ・・・丁寧

<許可を求める場合>

Can I ~? ・・・カジュアル
Could I ~? ・・・丁寧

<申し出る場合>

Can I ~? ・・・丁寧
Could I ~? ・・・遠慮し過ぎ

possibly を付けると、より控えめで丁寧な表現になる。

「~できますよ(だからどう?)」という提案の表現

can を使って「~できますよ(だからどう?)」のように提案の表現ができる。

You can have a rest for a while.
少し休んだら?(少し休んでもいいよ)

We can get together and talk about it tonight.
今晩集まってそのことについて話し合おうよ。(今晩集まってそのことについて話し合えるよ)

  • get together:(会合などで)集まる

やや押しつけがましさがあるので、丁寧にしたい場合はより控えめな could を使う。

ケン
ケン

こんな使い方もあるんだね

can の代用表現 be able to について

↓の記事にまとめた。

まとめ

<can の核となるイメージ>

can可能性を持っている

<助動詞 can の基本的な使い方>

能力:「~できる」

許可:「~していい」

可能性:「~し得る」

<can を使った疑問の表現>

能力を確認する:「~できますか?」

依頼する:「~していただくことはできますか?」

許可を求める:「~してもいいですか?」

申し出る: 「~しましょうか?」

<助動詞 can を使った依頼・申し出の丁寧度>

<依頼する場合>

Can you ~? ・・・カジュアル
Could you ~? ・・・丁寧

<許可を求める場合>

Can I ~? ・・・カジュアル
Could I ~? ・・・丁寧

<申し出る場合>

Can I ~? ・・・丁寧
Could I ~? ・・・遠慮し過ぎ

possibly を付けると、より控えめで丁寧な表現になる。

おすすめ教材

今回の記事に関連しておすすめしたい教材です。

すべての日本人に贈る「話すための英文法」一億人の英文法

NHKの英語学習番組にも講師として出演されている大西泰斗さんの人気著書です。

過去に「仕事の基礎英語」という番組を観ていて、面白い解説をよくされていたので気になって購入しました。

イメージで理解することを大切にされていて、その言い方にどういった気持ちが込められているのかといった点に注目しながら、解説されています。

わかりやすい内容ではありますが、初心者よりも一度基本を学習した人に合っているかなと思います。

また説明が口語調ですので、人によって好みが別れるかもしれません。

僕はテレビ番組を通じてこの方のキャラクターを少し知っているので気にはなりません。

その他参考にした教材

タイトルとURLをコピーしました