Reajob

【使役動詞を理解する】<応用編>例外・特別ルール

World Library English

使役動詞に関して↓のリンクの続き。

クミ
クミ

↓の記事で使役動詞の基本的な使い方をまとめています

この記事では、使役動詞についてもう少し細かいルールと使い方の応用をまとめた。

Amazon

使役動詞の受動態

まずは受動態の文をつくるときの注意点。

make は受動態になると to が必要

make を使役動詞として使う際の語順は、

使役動詞 +  + させること (make + 目的語 + 動詞の原形)

The PE teacher made the students run in the school yard.
体育の先生は生徒たちに校庭を走らせた。

  • PE teacher:体育教師 ※PE= Physical Education

↑のように目的語 students のすぐ後に動詞 run の原形が来る。

これを受動態にするとどうなるか?

ケン
ケン

students を主語にして be動詞 + 過去分詞 だから

The students were made run in the school yard by the PE teacher.

だよね

これは間違い。

ケン
ケン

そうなの?!

使役動詞 make の受動態を作る場合、↓の特別ルールに従う。

<使役動詞 make を受動態で使うときの語順>

be動詞 + made + to + させられること

※「させられること」は動詞の原形

させられること(動詞の原形)の前に to が入る。

最初の文は、

The students were made to run in the school yard by the PE teacher.
生徒たちは体育の先生に校庭を走らされた。

というようになる。

ケン
ケン

受動態の時だけ to がいるのか・・・

ややこしいね

let は受動態にならない代わりに allow で表現

let は受動態にしない。

「させてもらう」ということを表現したい場合は代わりに allow「~を許す」を使って↓のようにする。

You are allowed to enter the room with that pass.
その許可証で部屋に入らせてもらえますよ。

  • pass:入場許可証

<「させてもらう」の表現>

be動詞 + allowed + to + させてもらこと

※「させてもらうこと」の部分は動詞の原形

クミ
クミ

「~させてくれる」は「~を許可される」で考えるんだね

have / get は受動態にならない

have や get についても使役動詞の受動態として用いることはない。

have は、やって当然の仕事や責任として、また get は説得やお願いによって「させる」のニュアンス(過去記事参照)。

どちらも「させられる側の人」が「自分の仕事だから」とか「お小遣いをくれるのであれば」のように、最終的にその行為をすることに納得している。

自分が納得した上でとった行為なので「させられた」は少し不自然。

ケン
ケン

自分の仕事を「させられた」と表現するのは不自然だね

クミ
クミ

お願いを聞いた場合に「させられた」も不自然ね

もし「させられた」という気持ちがあるのなら、その人の心は納得の have や get ではなく強制の make で表現されることになる。

使役動詞 have と get は受動態にならない

※ get は厳密には使役動詞ではない

使役動詞 make の主語が「もの」になると

使役動詞 make を使って「させる」を表現する際に、主語を「人」ではなく「もの」にすると日本語訳のニュアンスが少し変わる。

Heavy rain made my shoes wet.
大雨で私の靴は濡れた。(大雨は私の靴を濡れさせた)

What makes you think so?
なぜそう思うの?(何があなたにそう思わせるの?)

「~が~させる」の文章に変わりはないが、主語が「もの」になることで「させられる」ことの原因や条件として表現できる。

この「もの」の主語を無生物主語という。

クミ
クミ

主語が目的語に対して何か変化を与えるというニュアンスを押さえておくとよさそうね

無生物主語の文に have / get / let は使われない。

「もの」が依頼やお願い、許可をするということが普通は考えられないため。

have / get を過去分詞と合わせて

過去分詞を使って↓のような表現ができる。

<have / get と過去分詞を使った使役の表現>

have / get + 目的語 + 過去分詞

利益:~してもらう

被害:~されてしまう

完了:~してしまう

「利益」の表現

①の「利益」は「○○を~してもらう」という表現。

「髪を切ってもらう」「車を点検してもらう」「健康状態を診てもらう」など。

「神」「車」「健康状態」が目的語で「切って」「点検して」「診て」が過去分詞の部分。

I had my hair cut yesterday.
昨日髪を切りました。(昨日髪を切ってもらいました)
※ “I cut my hair” とは言わない。

クミ
クミ

例文中の cut は動詞の原形ではなく過去分詞だよ

「被害」の表現

②の「被害」は「○○を~されてしまう」という表現。

「財布を盗まれてしまう」「足を踏まれてしまう」「ゲームの時間を制限されてしまう」など。

She had her wallet stolen.
彼女は財布を盗まれてしまった。

We had the start delayed due to the heavy traffic.
交通渋滞で私たちの開演は遅れてしまった。

  • delay:遅らせる
  • due to A:Aが原因で
  • traffic:交通渋滞
ケン
ケン

訳は「遅れてしまった」だけど「(交通渋滞に)遅らされた」と考えるよ

「完了」の表現

③の「完了」は「○○を~してしまう」。

「仕事を終わらせてしまう」「報告書を提出してしまう」などです。

We need to get the problem resolved as soon as possible.
なるべく早くその問題を解決してしまわないといけないですね。

  • resolve:~を解決する
  • as soon as possible:できるだけ早く

Would you get this done by Friday?
これを金曜日までにやってもらえませんか?

I’d like to have a single room booked on Jun. 8.

6月8日にシングルルームを予約したいのですが。

  • book:~を予約する

過去分詞と組み合わせて使う have と get の違い

have は努力の必要がない決まりきった行為について、get は何らかの努力を要すtる行為について使われる傾向がある。

例えば↓のような文では get が適切。

I have to get this job done by the end of this month.
この仕事を月末までにあげなければならなりません。

普通、期日内に仕事を終わらせるということは、何らかの努力を必要とするため。

ケン
ケン

get は努力して「させる」のイメージだったね

逆に、↓のような文では have が適切。

I have my teeth checked every year.
私は毎年歯を検査してもらう。

歯医者さんに歯を検査してもらうのに、普通は一生懸命頭を下げたりといった努力は必要ない。

クミ
クミ

have は仕事を「させる」のイメージだったね

命令文では get の方が自然に聞こえる。

Get your hair cut.
髪を切りなさい。

提案の場合も get を使うと命令に近い表現になる。

Why don’t you get your hair cut.
髪を切ったら?

まとめ

<使役動詞 make を受動態で使うときの語順>

be動詞 + made + to + させられること

※「させられること」は動詞の原形

<使役動詞の受動態>

使役動詞 let / have / get は受動態にならない

※ get は厳密には使役動詞ではない

<「させてもらう」の表現>

be動詞 + allowed + to + させてもらこと

※「させてもらうこと」は動詞の原形

<have, get と過去分詞を使った使役の表現>

have / get + 目的語 + 過去分詞

利益:~してもらう

被害:~されてしまう

完了:~してしまう

おすすめ教材

今回の記事に関連しておすすめしたい教材です。

総合英語Evergreen

もともと「総合英語Forest」という人気の英文法書があり、その後継がこちらです。

斬新な切り口とかは特になく、順序よく文法が整理された正当な参考書といった感じですが、

①役割など概念を押さえる

②使い方を理解する

③発展して深く知る

④振り返って確認する

この4段階のパターンをどのセクションにも適用していて、これがとても合理的です。

参考書の流れに身をゆだねて学習を進めることも可能です。

また、この本で僕が最も良いと感じたのはズバリ以下のような見やすさです。

  • 解説が簡潔なのに論理的でわかりやすい
  • テキストとイラストのバランス
  • イラストがシンプルでわかりやすい
  • 緑を基調とした優しい色彩(Evergreenなだけに)
  • 適度な余白

英文法の学習におすすめしたい1冊です。

その他参考にした教材

タイトルとURLをコピーしました